はんだ付けで配線を延長させる方法について紹介します。
はんだ付けが初心者の方や、不慣れな方でも参考にしていただけるよう手順も解説しております。
電子工作や車のカスタムなど、DIYで配線を延長させたい場合の参考にしてください。
ただし、圧着端子での延長方法ではございませんので、ご了承ください。
その他、断線した配線やケーブルを修理する場合でも参考にしていただけるかと思います。
使用する工具について
- はんだゴテ(はんだ)
- ワイヤーストリッパー
- 割り箸
- マスキングテープ
- ライター
- 熱収縮チューブ
- ピンセット
- ニッパー
配線を延長させる流れ
- 電線の被覆をむき、予備はんだをする。
- 電線を固定し、はんだ付けの準備をする。
- 電線どうしをはんだ付けする。
- はんだ付け部分を絶縁する。
はんだ付けで配線を延長させるやり方
ワイヤーストリッパーを使って、電線の被覆をむきます。
撚り線なので、被覆を外す際に少しねじりながらむいてあげると、芯線が広がらずはんだ付けしやすくなる。
被覆を剥く長さですが、大体同じ長さになるように剥きましよう。
次に、予備はんだを行います。
こちらは今回一番大事なポイントになります。
この予備はんだが不十分だと、仕上がりが悪くなります。
使われる場所によっては、はんだ付け不良により、最悪外れてしまう可能性があるのでしっかりと行いましょう。
予備はんだのコツとしては、新鮮なはんだを十分に送り込んで、芯線の中まではんだが、十分に行き渡るようにはんだ付けしてください。
詳しい説明はしませんが、はんだの供給をあまりせず、はんだを塗るような感じでしてしまうと、はんだがネバ付いたような感じになります。
この感じは良くありませんので、必ず新鮮なはんだを送り込み、全体にはんだが行き渡るように作業を行いましょう。
電線同士をはんだ付けし易いように固定します。
2本ある電線を持ちながら、はんだゴテも持ってはんだ付けは出来ませんので、電線は固定をしてはんだ付けすることにします。
特別な道具がある方は、そちらを使用してもらえれば良いのですが、ないと仮定して、比較的用意しやすい割り箸を使いましょう。
まず、割り箸を適当は長さにカットします。
固定するために、マスキングテープを使うのですが、ない場合は、セロハンテープでも大丈夫です。
割り箸の上に、電線を固定します。
割り箸の上に芯線が乗らないように、少し余裕を持たせて固定し、芯線部分が重なるように固定できれば準備OKです!
それでは、電線同士を繋げましょう。
予め予備はんだを行っていますので、はんだは少量で大丈夫です。
コツとしては、芯線部分の上にはんだを添わせて、その上から、はんだゴテを当ててはんだを溶かします。
全体が一体となり、はんだが馴染めばOKです!
この時、力を入れてはんだゴテを押し当てないように、注意しましょう。
はんだ量が少ないと感じた場合は、少量足してください。
これで、はんだ付けによる電線の延長は完了です!
確認をして、次の工程に移りましょう~
それでは仕上げていきましょう。
はんだ付けした部分は、芯線がむき出しになっていますので、このままではいけません。
この部分を絶縁していきましょう。
熱収縮チューブという便利なものがありますので、こちらを使用します。
ホームセンターやインターネットで販売されていますが、もし入手が困難であれば、ビニールテープなどで絶縁しても大丈夫でしょう。
熱収縮チューブは、黒色・透明・防水用など様々です。
いくつか下記に、紹介しておきます。
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芯線部分が隠れるようにして、ライターで炙り収縮させます。
もし、ヒートガンをお持ちであれば、ヒートガンの方が良いかと思います。
収縮後は熱いので注意してくださいね。
こんな感じで綺麗に電線が延長されました。
この作業をマスターしておけば、万が一ケーブルが断線しても修理ができると思います!
是非試してみて下さい。
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